デビューから6年経過も未だ即納とはいかないスズキ ジムニー。一部では数カ月で納車されたという声もあるが、まだまだなのが現状。加えて、中古車市場を見れば10万キロ走行している個体ですら新車とほぼ同じ価格で取引されているのだ。人気ゆえ致し方ないのだが、我々はどうすりゃいいんだ!?
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
10万キロで新車とほぼ同じ値段て……ジムニーシエラの高騰がすぎるぜ!!!! どうすりゃいいの僕らは
■丸目ライトにカクカクボディ!! 売れないワケないけども……
純正オプションのマットフラップもイイな!!
日本が世界に誇る本格オフローダーとして、ランドクルーザーと肩を並べる存在といっても過言ではないジムニー/ジムニーシエラ。
現行モデルは2018年に登場し、その高い走破性はそのままに、よりオンロードでの快適性もアップし、見た目も無骨さの中にも可愛らしさを兼ね備えたものとなったことで人気が爆発。
まもなくデビューから6年を迎えようとしている現在でもその人気は衰えることはなく、今でも新車を注文した際の納期は1年以上と長納期の状態が続いているのだ。
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■登録済み未使用車が270万円!? プレミア価格で取引中も売れる不思議
みんなが待っている5ドア!! 導入されるとなれば、コチラも数年待ちか!?
相変わらず長い納車待ちが続いているジムニー&シエラだが、一方で中古車は意外にも台数豊富で、ジムニーが2000台弱、シエラも1000台ほどの車両が中古車情報サイトに掲載されている。
そのため、すぐに納車されたいと考えている人であれば、こういった中古車を狙うというのも選択肢のひとつなのだが、問題はその価格。
現在の新車価格はジムニーが約165万円~200万円、シエラが196万円~218万円となっているのだが、中古車として並んでいる登録済未使用車のジムニー&シエラは乗り出し250~270万円ほどのプレミア価格となっており、新車よりも数十万円高くなっているのだ。
もちろんこれらの車両にはオプションの類はほとんど装着されておらず、ナビなどのオプションを装着している車両や、リフトアップやオフロードタイヤなどのカスタマイズまでされている車両であれば、更に高額なプライスタグが付けられている。
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■過走行でも新車並のお値段!! オススメは我慢して待つコト
そしてもっと驚きなのが、10万kmオーバーの過走行車であっても、新車価格に近い金額で展示されているということ。
例えば11万km走ったシエラのAT車が総額200万円弱で、ちょっとカスタムされた8.5万kmのAT車ではなんと250万円。ジムニーは若干安めだが、それでも10万km超のMT車が165万円などと、なかなかにシビれる価格となっているのである。
こんな金額になっていて、ジムニー&シエラを欲しいと思っている人はどうしたら……と頭を抱えている人も少なくないかもしれないが、いちばんオススメなのが“新車を注文して納車を待つ”ということだろう。
というのも、ジムニー&シエラは納期こそかかっているものの、シビックタイプRやフェアレディZのように、受注停止して注文できないワケではなく、注文して待っていれば確実に自分好みの仕様の車両が納車される。
もちろん今すぐ乗りたいという人がファストパス的に数十万円余分に支払って新古車を入手するのもひとつの手段ではあるが、納車されるまでの間の時間も楽しんで待つことができる人であれば、とりあえず注文だけ入れておいていろいろ妄想しながら待つのが一番コスパがいいのではないだろうか。
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